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移住事例No.007 / 米原市山東地域

自然豊かで、元気な地域に暮らしたい!
子育て環境にも、自分の活動拠点としても、米原が良かったんです。

移住事例 No.007 / 米原市山東地域


大野木長寿村まちづくり会の“たまり場“では、毎週、食堂の日や持ち寄りで自由に集まる日、八百屋さんの出張販売などの活動日があり、老若男女30人以上が和気あいあいと談笑しています。そんな元気な地域に惹かれて飛び込み、運命の出会いを果たしたカジタニさんは、移住1年目にして、冒険遊び場「あじっこパーク」を運営しておられます。移り住む前から地域の人たちと積極的につながってきた行動派のカジタニさんならではの移住話は目からウロコかもしれませんよ!


空き家に恋した人

カジタニさん

カジタニさんは、とってもアクティブな3児の母。名古屋に住んでいる頃から、子供たちを連れて、米原市内で開催される冒険遊び場や色々な地域活動などに参加していた。
ご自身の活動についても“子供の遊び場を作りたい”という目標を持っていて、「豊かな自然環境、親しみやすい人柄に惹かれて、何度も米原を訪れるうちに、冒険遊び場をやりたいという思いに共感してくれる仲間が広がり、米原市に移住したいという思いが強くなりました。行政の応援もとても心強いです」と笑顔で話してくれた。
移住先を探して2年、真剣だからこそ一筋縄では決められない様々な思いや条件をひとつひとつ整理しながら、ご縁やタイミングを大事に探して巡り合った地域で、新たな取り組みがスタート!



地域に暮らす元気な皆さんとの出会いが決め手
カジタニさんが求めていたのは「住む家」ではなく、元気な地域、地域ぐるみで活動を見守ってもらえる雰囲気だった。あちこち足を運んで地域との縁を探していたところ、インターネットで知った地域活動団体「大野木長寿村まちづくり会(以下まちづくり会)」に惹かれ、さっそく連絡をとって家族と共に訪れたのがちょうど1年前の冬。飛び込んでみると、そこには和気あいあい大勢の人が集まって談話していて、とてもアットホームな雰囲気だった。「なんだか初めて会ったその日から、ここに馴染んでいたよなあ」と当時を振り返る地元の方もいるほど、自然と打ち解けることができたというカジタニさん。その日を機にここへ移住したいという気持ちが高まり、運気を逃すまいと翌週も米原を訪れたところ、まちづくり会のシミズさんに遭遇し、これが運命の再会になった。改めてカジタニさんの熱い思いを聞いたシミズさんは、「これは逃してはならん!と思ったよ」と突き動かされた思いを語ってくれた。その日のうちに紹介できる空き家を案内してまわったというから驚き!こうして、カジタニさんの行動力と移住への強い思いが、実を結ぶことになった。



子供も大人も、遊んじゃおう、冒険遊び場「あじっこパーク」始動
カジタニさんには子供の遊び場をつくりたいという目標があり、移り住む前から、子供たちを連れ米原市内で開催される冒険遊び場に参加したり、子供の居場所づくりに取り組んでいる人々に会いにいったり、協力し合える仲間とのつながりを持ちながらとても精力的に動いてきた。「実際に暮らし始め、地域の子供達と関わってみると、宿題や習い事、塾、ゲーム機、スマホなどの時間が少なくない中、大野木の豊かな自然の中で仲間とともに遊びを作り上げていく機会を、子供達はもっと必要としているんじゃないかと感じました」と思いを強くし、移住一年目にして、応援してくれる地域や仲間とともに「あじっこパーク」を始動することができたのは、まさにカジタニさんの意欲的な行動力の賜もの!


秋が深まり、濃淡ムラサキのコスモスが咲き誇り、ススキがたなびくある日。
待ちに待った”あじっこパーク”開催日。山裾集落の一角で、焚き火の煙があがり、子供たちの声がキャッキャと響き渡っていた。

べっこう飴作りにハマる女の子たち
本格的な基地作りをする少年(アイデアと技術がすごい!)
ブランコを修理、改造して遊ぶ男の子
籾殻ベットでゴロゴロする少女
お絵かきやテープ遊びをする小さな子たち
栗を拾ったり、草花を集めたり
木からぶら下がったブランコで遊ぶ子たち
木登りをしながら、遊具を器用につくるおっちゃん

 

そこにいるみんなが、それぞれにその場を楽しんでいて、自由に過ごす時間が流れていてとても心地よかった。
「ある時、食事用のイスが足りないのに気付いて、友達も巻き込んで、何度も失敗しながらベンチを完成させた男の子がいました。冒険遊び場には大人の用意した遊びのプログラムはないですが、子供達は『やりたい!』を原動力に飛び込む中で、自発性や忍耐力、独創性、リーダーシップなど、いろんな能力を自分自身で育てているんだと思います。擦り傷やちょっとした火傷など、小さな怪我をしても『大丈夫、大丈夫』と遊び続ける姿はたくましいです」とカジタニさん。
子供たちが自由な発想でやりたいことを考えて、準備して、試してみて、失敗して、工夫する、皆がいきいきと夢中で遊んでいる姿が印象的で微笑ましかった。
「子どもたちを通じて、その親である私たちと同世代の人たちとのつながりも広がっていくと良いなぁ。そして、大野木まちづくり会のささえ合いの仕組みを、私たち世代がしっかり継承していけるようにしたい!」と子供たちの遊びを優しく見守りながら、カジタニさんは今後の目標を語ってくれた。


自分たちで作った野菜をみんなで食べる喜び
あじっこパークの隣には、カジタニさんの畑があって、ちょうど夏野菜を終え、冬物野菜を植えて芽が出たところだった。
「人参、小松菜、水菜、菊菜、カリフラワー、ブロッコリー・・まだまだ初心者だけど試行錯誤しながら、いろんなものを育てて楽しんでますよ。手をかけた分だけ収穫が楽しみですね」とカジタニさんご夫婦。




この日も、カジタニさんの畑で収穫したサツマイモを焼き芋にして、子供も大人も笑顔でホクホクしていた。翌日はみんなで栗拾いをして、栗ご飯を炊く予定。季節の食材を身近に感じて、みんなで調理して頂く、最高の経験、最高の環境!
ぜひ、大人も子供も元気いっぱい外遊びをしに来てほしい。

 



周辺環境

大野木長寿村
まちづくり会
たまり場
毎週、たまり場食堂や、自由に持ち寄りの日、八百屋さんの移動販売など活動をしていて、子供からお年寄りまで30人以上が続々と集まってくる。囲炉裏を囲んで、お茶やお菓子を食べながら和気あいあい、地域の憩いの場。
最寄駅 東海道本線柏原駅まで車で5分ほど。
柏原駅周辺からは、小学生でも自転車圏内。


移住ウラばなし


カジタニさん
シミズさん

【地域の人と信頼関係を築く大切さ】
「今となっては言えるけど、正直ね、最初はどんな人なのかな?と思ったよ」と当時を笑って振り返るシミズさん。「でもキチンと目を見て直接話せばわかる、こんな前向きな人逃してはならん」と思って、空き家を紹介したそうです。肩肘張らず等身大の思いを素直に伝える、心を開くことで地域の人とも信頼関係が築けます。
【空き地の活用】
あじっこパークの会場は集落内の空き地。長らく使われることなかった空き地に、今では子供達の元気な声が響き渡っています。もともと畑だった敷地内には、実のなる木が沢山あって、絶好の遊び場になっています。開催当日は土地の所有者さんも、活動を覗きに来てくれて、子供達が元気に遊んでいる姿を目にして喜んでくださったそうです。ご近所さんに応援してもらえる関係を築いてこそ続けていける取り組みです。
【地元の意識改革】
カジタニさんが地域に溶け込むことで、空き家所有者の意識も変わったそう。「もし他にもこの地域に移住したい人がいたら、次は前向きに考えるさかいに声かけてな!と言っている所有者さんもいるんです。」とシミズさん。地域の結束力と信頼関係があるからこそ。空き家問題はどこの集落も抱えているけれど、地域ぐるみで徐々に意識改革がなされるところは、きっと活路を見出すのだろうなと感じます。

 

取材をしてみて


まいばら空き家対策研究会
タケムラ

久しぶりに訪れた大野木長寿村まちづくり会。毎週土曜は、たまり場食堂の日で、子供から高齢者まで集落に住む人々が30人以上集まっていました。こうした場を通じて移住者と地元の人々とが肩肘はらず自然に打ち解けることができ、今では不安なことや困りごとなども相談できる関係が築かれています。
地域の方も「カジタニさんが来てくれて、一気に子供が3人も増えて、ここの場も明るくなったしね、子供たちの遊び場も積極的に取り組んでいて賑やかになったよ」と、嬉しそうに話してくれました。
米原への移住をお考えの方には、研究会スタッフも誠心誠意お家探しのお手伝いをさせていただきますが、より良いご縁に巡り合うための手段はそれだけではありません。どんな地域か知りたい、集落での暮らしに馴染めるか心配という方は、地域活動やサロンなどに参加してみてはいかがでしょうか。不動産屋さんの情報を収集したり、空き家バンクに登録している物件を見に行くだけでは得られない、現地ならではの貴重な出会いやそこでの暮らしのリアルを等身大で感じることができると思います。地域のみなさんが温かく歓迎してくださいますよ。具体的に移住に繋がらなくとも、たくさんの気付きを得る良い体験になるはずです。

 




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