移住事例 / 米原市伊吹地域

地元の人たちがおもしろい!ここでずっと暮らしていきたい!

移住事例 / 米原市伊吹地域

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居間でくつろいでいると、自然に姉川のせせらぎが聞こえてくる。山が近くて、季節の移り変わりが身近に感じられる。
山間の小さな集落ならではの人間関係を楽しみながら、染色も遊びも仕事も、自分らしい生き方を実践するアダチさんのお宅をご紹介します。

プロフィール写真
空き家に恋した人

アダチさん

みらいつくり隊員として、米原市へ移り住んだアダチさん。
京都の藍染工房で積んだ経験を生かし、移住を契機に染色家として独立しました。
アダチさんの工房には染色原料がずらりと並び、「天然素材が作り出す、凛とした色が好きなんですよね。」と思いを語ってくれました。2年間の任期を終えた今は、平日は働きに出て、休日にオーダー制作の染色を行っています。


移住のきっかけは、『水源の里 民藝創生みらいつくり隊員』
服飾の専門学校を卒業後、大阪でアパレル店員を経て、京都の藍染め工房に勤めていたアダチさん。知れば知るほど、奥深い染色の世界にハマりながら、数々の染めの経験を積んできた。

そんな時に舞い込んできたのが「水源の里 民藝創生みらいつくり隊員※」の募集情報。実はすでに、みらいつくり隊(第1期生)で米原へ移住していた早川鉄兵さんは、専門学校時代の同級生。
早川さんから新たな隊員募集について話を聞き、背中を押されたアダチさんは、『よし、挑戦しよう』と決意したそう。
もちろん全く不安がなかったわけではないけれど、「大概の事はどうにかする!」と心に誓い、染色家として独立し、新たな1歩を踏み出すことになった。


※総務省「地域おこし協力隊」制度を活用して、米原市が平成28年に実施した『水源の里 民藝創生みらいつくり隊』募集。
2年間の任期で、モノづくり活動を行う職人さんを市外から募り、定住して地域活動に従事しながら、自らの創作活動を行ってください…というもの。
同市では地域活性化を目的に、様々なジャンルのみらいつくり隊(平成24年に第1期生、平成28年に第2期生、平成30年に第3期生)を募集し、姉川上流のエリアには、市外から数々の人が移住している。


まいばらの田舎暮らしの魅力といえば、山でしょ!
アダチさんのお家は、山に囲まれて姉川の谷あいに民家が並ぶ、のどかな山間の集落にある。
クラクラするような真夏日でも山の風が抜け、川のせせらぎが流れる、涼やかな地域。
アダチさんが米原市を訪れたのは、早川さんが仲間と立ち上げたイベント『伊吹の天窓』の運営ボランティアに参加したのがきっかけで、なんと移住する6年も前のことだった。移住者が新たな移住者を呼び寄せるという、なんとも嬉しい連鎖。
「姉川沿いを上流に向かう山道は、なんだか生まれ育った島根の実家のまわりの雰囲気に似てるなあ〜と思ったんですよね。」とアダチさんは懐かしそうに話してくれた。
だから「住むなら断然、山がイイ!と思ってたんですよ。」とキッパリ!それに染色工房に使える十分な広さの作業場があることが、住まいの決め手になった。
「もちろん、お酒を飲んで帰るときなど不便はありますけどね、それでも山の暮らしならではの楽しみの方が大きいですよ!」と充実した笑顔を見せてくれた。




奥深い、草木染め。鮮やかで優しい色と風合いを作りだす丁寧な手仕事。
アダチさんの染色は、ひとつひとつ、とても丁寧な手仕事。いくつもの工程を経て、鮮やかで優しい色合いの作品ができあがる。
工房内には、たくさんの天然原材料や色見本が並んでいて興味津々!尋ねると丁寧に教えてくれるし、きちんと整理整頓された工房は清潔感があって、アダチさんの真面目な人柄が伝わってくる。



今回は、当研究会のテーブルクロスを染めてほしいとリクエストして、藍染めの作業を見学させてもらった。工房には藍が発酵した独特の香りが漂い、樽には藍の華(これを見ると染料の状態がわかるのだそう)がモコモコフツフツと膨らんでいた。
アダチさんの話を伺っていると、藍染めは科学的な世界ではなく、目に見えない生き物と向き合っているようだと感じ、とても不思議な気持ちになった。藍はとても繊細な染料なので、作業は静かにじっくりと、なおかつ手際よく。
1回染、2回染、3回染と藍色が深まっていくのを感動しながら見させてもらった。

それにしても想像を超える数々の行程を経て、私たちのテーブルクロスは出来上がることを知り、驚くばかり。より一層作品に対して愛着が湧いたスタッフ。長く大事に使いたい!




古民家を改修して、自分らしく、快適に!
1階の畳だった座敷をフローリングにし、建具は取って、2間続きの広い空間にすることで、リビングとして快適な部屋に様変わり。こうした大工仕事をお願いできる業者さんが、顔の見える関係でいてくれるのも田舎ならではかもしれない。
2階の寝室は、自分たちでフローリングタイルを張り合わせて、とても良い感じにイメージチェンジした。キッチンや寝室の壁も自分たちで塗りなおしたそう。白壁で明るくなった部屋は、見違えるほど素敵になり、とてもお気に入り!
また、工房裏に畑を耕して、いろんな種類の野菜を育てることにもチャレンジ。ここで長く住んでいきたいという想いを胸に、アダチさんの暮らしは、さらに豊かに変わり始めている。



恋する、空き家。
家そのもの。歴史。環境。大家さんの想い。地域。-空き家に恋して、地域に住んでほしい。それが、恋する空き家プロジェクト。


まいばら空き家対策研究会は、ご縁をつなぐお手伝いをしています。
御紹介にあたっては「直接会ってお話し」させていただくことをとっても大切にしております。

興味のあるかたは、まず一度、まいばら空き家対策研究会までお問い合わせください。





この家について

構成 母屋、土蔵、工房



周辺環境

奥伊吹・姉川 山に囲まれた奥伊吹エリア。姉川が近くて、川のせせらぎが心地よい。
最寄駅ほか 東海道本線近江長岡駅までは車で25分ほど。
道の駅までは車で10分ほどで、旬の野菜が手頃な値段で手に入り、米原イチオシの特産品もあり。





移住ウラばなし

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アダチさん

【便利な田舎をフルに楽しむ】
お休みの日は、お出かけしたい!というアクティブ派。岐阜や京都、福井や名古屋にも日帰りで気軽に出かけられる利便性は、米原ならでは!
製作に行き詰まると気分転換がてらドライブに出ることが、一番のリフレッシュタイムになっています。

【人生のセカンドステージ】
移り住んで2年半、米原で出会った女性と今秋にゴールイン!人生の伴侶をえて、アダチさんの暮らしはさらに充実して、幸せそうです。
奥様も関東からの移住者で、米原をこよなく愛するアクティブ女子。田舎暮らしを楽しむ好奇心旺盛なふたりのこれからがとっても楽しみです。

【どっぷり地域づきあい】
「近隣のおじさんたちには、時にイジられたりしながら、可愛がってもらってます。そんな集落の人たちと関わりあって、これからもここで長く暮らしていきたいですね!」と笑顔で話してくれた。
地域の人たちも喜んでいて、集落の行事などは共に和気あいあいと運営していて、すっかり溶け込んでいる。





取材をしてみて


まいばら空き家対策研究会
タケムラ

「集落の近隣の人たちがみんな面白いんですよ!」どっぷり地域に溶け込むアダチさんの言葉が印象的でした。「移り住む前には近隣の方の人柄まではわからないけど、地域に関わりながら、自分がそこでの暮らしを素直に楽しんでいけば、皆受け入れてくれるんじゃないかな」と先輩移住者としてのアドバイスをいただきました。
幅広い年代層の人と関わり、人生の先輩からいろんなことを教わりながら、地域ぐるみで暮らしを楽しむって素敵ですね。こうした繋がりの中で生きていくことを楽しむ姿勢が、田舎暮らしするには大事だな、と改めて感じました。
 今回アダチさんに染めてもらった藍染めのテーブルクロスは、当研究会がイベント出店するときに、移住相談ブースで愛用します。スタッフを見つけたら是非とも声をかけてくださいね!








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