古民家を借りました。

こんにちは!みらいつくり隊 あさいです。
わたしたちのミッションの一つでもある”空き家を使った生業づくり”。
協力隊も二年目に突入し、いよいよ拠点づくりをはじめます!
奥伊吹
わたしが拠点にしたいと考えたのは、米原市の山間部、「奥伊吹」。
これまで市内のいろんな場所を見てきましたが、はじめてまいばらを訪れた際に見た奥伊吹の空気や風景は忘れられないものでした。
いろんな季節の景色を見ました。
雪も大変な地域であると言われますが、今でもここで生活している人がいる。
ここで育った人がいて、使われなくなった家も増えていて、山村風景とともに残っている・・・
今まで自分が常識だと思っていたのとは少し違うような文化や山暮らしをしてみたいとも思いました。
今回、奥伊吹の上から二番目の在所、曲谷の古民家にご縁をいただき、おうちをお借りすることになりました。
まずは住んでみてどんな場所か知ること。
私がやりたいことの中から、ここで、どんなことがどんな形でできるのか考えていきたいと思います!
曲谷について
曲谷は、昔から石臼造りに適した石が採れたため、「石臼の里」と言われていたそうです。
集落内(というかこれはお庭)にも、作り損じ?の石臼がゴロゴロ・・・!
ここ、東草野の地は、多くの峠道を抱えていて、昔から抜け道・避難路としても使用されてきたそうです。
”時の権力が届かない山の世界”として重要な場所であり、昔から逃げてきた落武者を温かく迎え入れ、匿った歴史があるそうです。
ここ曲谷にも、関ヶ原の戦いで敗れた石田三成をかくまったとされる”石田洞”があるという逸話があるそうです!
わたしがこの場所に惹かれた要因の一つに、そんな歴史的な背景があります。
これからもっとこの土地の歴史や文化を勉強したいと思います。
古民家の紹介
これから改修をはじめるので、古民家の今の姿を一部ご紹介!
この家がどんな風に変わり、どんな場所になっていくのか…
いろんな妄想や計画はありますが、このおうちと仲良く、対話しながらゆっくり作っていけたらと思います。
古くてかわいいもの
古くてかわいいものが好きです。
たとえばこんな牛乳受け・・・
古民家を調査しに行くとよく見かけますが、可愛すぎませんか?
蔵にも、面白いものがたくさんありそうで。
「こんな古い家、誰も使わんだろ」という所有者さんは多いけれど、空き家には、雰囲気を含めわたしからしたらものすごく魅力的なものがたくさん残されています。
そしてこれらは、これから作られることはないのだろうなあという類のものでもある。
やはり、こういうものが捨てられたり、なくなっていく世の中はさみしすぎる。
わたしも、この家を含めて古いものを愛でながら、そんなことを発信していけたらいいなあと思います。
これから
一年間、「地域を知る」ためにいろんな場所へいき、いろんな人に会いました。
初めて会った時に話した内容を今でも覚えてくれていて、「進捗はどう?」「手伝えることあったら言ってね」と言ってくださる方がたくさんいて・・・
ほんとうに暖かい場所に来られたなあ、と暖かい気持ちで毎日を送っています。
ここで挑戦できることに感謝して、二年目も!頑張りたい!!