投稿日:2022-12-05

天下分け目の・・・!!東西文化の境目、米原での生活の魅力。


こんにちは!みらいつくり隊員 あさいです。

先日、映画「関ケ原」(原作:司馬遼太郎)を見ました。

作中に、琵琶湖の情景やこの辺りの地名や山の名前が出てきて、なんだか嬉しくなってしまいます。

わたしは愛知県からの移住なので、米原へ来る際は関ケ原インターを使っていました。
最初来た時は、「滋賀なのになぜ岐阜の関ケ原で降りるのか??」と不思議でした。

米原のすぐ隣は岐阜県。つまり、まさに東西文化の境目なんです!!

関ケ原の戦いは、西軍と東軍に分かれて戦った、天下分け目の戦いと言われています。
西の文化 東の文化の中間地点でもある地。
歴史にはあまり興味のない方でも、東西の分かれ目、
という点でこの辺りに住むと文化が混ざっていて面白いと思います。

そんな視点で米原の面白さを語ってみたいと思います。

 

お隣 岐阜県との距離感

米原から岐阜に突入すると、関ケ原町。まさに、県の境目が関ケ原の合戦地になっています。

米原に住んでみると、岐阜は、米原市民(特に旧山東~伊吹地域に住む人たち)にとって、
ガソリンを入れにいく・買い物に行くなど生活圏の一部となっていることを知りました。

誰かがおすすめのカフェの話をしていて、「どこにあるんですか?」と聞くと、
岐阜のカフェだったりすることが多々…。

私も、17時に仕事が終わった後、県をまたいで買い物に行くことがあります。そんな距離感です。
お店も比較的遅くまで開いているし、米原市にはない大型のショッピングモールもある。
毎日の買い物は近所のスーパーで事足りますが、足を延ばせば大抵のものが手に入る感が便利◎!!
暮らし始めて、より思います。こういう田舎暮らしの方法があったのかと。

米原には温泉がありませんが、岐阜の池田温泉まで行く人が多いと知りました。
温泉好きなので、温泉のある町に住みたかった!という気持ちもあるのですが、
こんな距離感で楽しめるのは嬉しいです。よく考えれば、
近所にあっても毎日行くわけじゃないですからね。

 

東西の分かれ目に住むということ

東海地方出身の私にとっても、関西の文化や味に触れるのはとても新鮮で楽しいです。
日常の中で思いつくものとしては…

☆うどんの出汁の味が違う!ポテトチップス関西出汁しょうゆ味が売っている、どん兵衛の味も関西風。

☆近江牛と飛騨牛が両方食べられる。というかむしろ、飛騨牛食べに岐阜に行ってる。

☆同じ米原市内発でも、ICカードで関西へ行くと引っかかる区間がある。
(JR東日本→西日本の切り替え地点だから!)

などなど。丸もちと菱餅。お雑煮も違うので年末年始のスーパーの売り場に行くのが密かな楽しみ。

ICカードの件は、いつの世も統一されないというのか…。
東西対立が続いているのか!?と思うと面白い(実際のところはなぜなのか、わかりません)
統一された方が便利ではあると思うのですが。(笑)

さらに、隣の長浜は福井に接しているということもあり、
北陸のまた違った文化との接点も垣間見られる、面白い土地だと思います。
一つの土地に住み、いろんな文化を味わえる!のが、面白いなって思います。

 

関ケ原の戦い

映画を見て興味を持ったので、
ついに、お隣 岐阜関ケ原の合戦地。関ケ原古戦場記念館へ行ってきました!

高校生の頃、歴史の授業は好きでしたがその程度。
その後特にドはまりすることはなく今まで生きてきましたが…
お、面白い…!!!

ここに住んだことで、知れば知るほど胸が熱くなります。
そんなこんなで、私の今のマイブームは、西軍の石田三成です。(笑)

 

石田三成について

関ケ原の戦いは、簡単に言うと豊臣秀吉が亡くなった後起こった、
豊臣政権を守りたい西軍:石田三成 VS 新しい世を創りたい東軍:徳川家康 の戦いです。
この戦いで勝利した家康によって戦乱の世が終わり、江戸時代が始まります。

映画を見てから、どうも負けてしまった石田三成のことが気になって仕方ありません。
裏切られ、敗れた三成です。そんな三成の座右の銘(旗印)が、「大一大万大吉」であったこともグッときます。

大一大万大吉→一人が万人のため、万人が一人のために尽くす。そうして天下は太平になる。
現代風に言うと、(one for all, all for one)(一人はみんなのために、みんなは一人のために)?

三成は何が譲れなかったのか。
どんな世を目指し、どんな気持ちで戦いを決意し、
最期はどんなことを思いながら伊吹山に走ったのだろう。。。知りたい。。。

東日本では家康サイドで語られることが多いように思います。
これまでの東海地方での生活でも、三成の名はあまり目にしませんでした。

こっちに来てからは石田三成を推している空気を移住当初から感じていました。
「石田三成」と書いた看板がたくさんあるなーと。
住む場所が変わると、地元に愛されている将軍とか、ゆかりのある人物も変わるので面白い。

私の今住んでいる近江の国は、西軍:石田三成にゆかりの深い地。
長浜で生まれ育ち、米原で秀吉と出会い、彦根の佐和山城の城主となった。
まさにこの場所で歴史が動き、戦いが繰り広げられていたところに住んでいる!!

…と思うと今更ですが、ちょっとニヤニヤしてしまう。

そんなこんなで、こんな魅力的なパンフレット☞「石田三成を巡る旅」
を見つけたので参考にしながら、
石田三成にゆかりのある地をいざ、巡ってみようと思います!

※次回に続く

 

 

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