投稿日:2022-10-24

米原曳山まつりと夜の青岸寺


こんにちは!みらいつくり隊 あさいです。
暑さが和らいだとおもったらいきなりこたつ欲しい…みたいな秋の訪れです。

秋はイベントが盛りだくさん…!
毎週末、いたるところで様々なイベントが行われていて、どれに行こうか迷ってしまいます。

そんな秋の米原駅周辺で、 米原曳山まつり という伝統的な祭りが3年ぶりに開催されました。

 

 

曳山まつりについて

米原の曳山祭りは、鎮守湯谷神社の祭礼にお隣長浜の曳山祭りを見習って始まったとされています。
なんと、江戸時代の後期に始まったとか。。。
コロナでしばらく中止していて、今年は念願の再開だったそうです!

『近江国坂田郡志』によると、

「明和7年、3輛の曳山を造り、祭日には児童をして狂言を演じせしむ

とあります。※パンフレットより抜粋

 

この通り、現在でも

3輛の曳山を造り⇒旭山組 嘉山組 松翁山組 の三基が揃い踏み!

祭日には⇒宵宮(前々日の土曜) 本楽(前日の日曜) 後宴(体育の日)

児童をして狂言を演じせしむ⇒各山組の小学1~6年の男子によって、こども歌舞伎が行われます。

 

前日

米原駅前に行くと、祭りの前日で…人が行き交い、熱気が感じられました。
最終稽古?の現場に遭遇。それをきっかけに、明日の本番を見に来てみようと思ったのでした。

 

住宅街の真ん中ではじまった…!!

私が見ることができたのは、「宵宮」「松扇山組」男の花道という演目。

 

 

役者の堂々とした姿にも感動しましたし、若連中さんたちの外からの掛け声も楽しかったです。
「曳山に昔出たことのある人が、大人になった今でもセリフ覚えている」という話を聞きました。

これだけ長くて 大人でも難しいような昔の言葉や表現、設定…
地域が一体となって作り上げる まいばらの誇る伝統の一部を見せていただけて、感激しました。

 

oriteart青岸寺 光明の灯り

夜は、青岸寺で庭園ライトアップのイベントが開催されました。


わたしは受付をしていましたが、初日!ものすごい人が訪れていました。

 

笹木木工さんの木工作品×灯り
木の枠と、温かい灯りが素敵です。家に欲しい…

早川鉄兵さんの切り絵作品。
一室丸ごと、空間を味わいました。

 

 

青岸寺の、夜の姿を味わう。

 

陶灯り。こちらも、米原市の方の作品なんだそうです。
何度見ても素敵…!

 

登り山

夜になると、隣の坂からお囃子の音と掛け声が聞こえてきました。


お囃子のことを、米原では「しゃぎり」と言うそうです。
青岸寺にいたら、歌舞伎舞台を終えた曳山が三基とも湯谷神社に登ってくる、「登山」にも遭遇できたのです!

 

今回、わたしが見ることができたのは一部ですが、
このほかにも本陣→湯谷神社の「お渡り」など、見所がたくさんあります。

 

来年は、3日間通して参加したり、
三基の特徴を味わったりできたらいいなと思いました。

 

ライトアップを堪能した後のお客さんが、
「お囃子の音と、このお寺の空間…最高だねえ」と満たされた顔をして帰っていきました。

ほんとです。秋の夜、最高~。
いいですね。

 

住職や米原の皆さんと曳山のあれこれ裏話や昔話 知らなかったこと教えてもらいながら
暗闇の中で浮かび上がる曳山も、音の近づく迫力も感じられて
普段住んでいる地域とはまた雰囲気が違うまいばらをたっぷり味わうことができました。

 

寒くなるまでの今の季節。
季節を肌で感じながら、秋を満喫しようと思います!

青岸寺 ライトアップは3日間限定でしたが、
切り絵作家 早川鉄兵氏 切絵障子「補陀落山図」は11月30日まで公開されています!
早川さんは、私たちみらいつくり隊の先輩です。

米原駅から歩いていける青岸寺。
ぜひ、この秋は米原駅でORITE、行ってみてください!
カフェもやっています。昼間も素敵ですよ!

青岸寺 HP

 

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