投稿日:2022-11-10

プロの職人による本格DIY教室 古民家のメンテナンスにTRY!


こんにちは、みらい作り隊員 いしざきです。

第2回 柱や梁などの古材をどのようにすればピカピカにできるのかな?

柱や建具の隙間絵を埋める方法は? を体験してきました。

貴重な古材である梁や柱はどこまできれいになるのか、興味シンシンです。

古民家再生協会 大森 棟梁による座学

大森棟梁(先生と呼ぶとご機嫌がわるくなります(笑))から、古民家 古材の大切さ、貴重さのお話。

そして、作業内容や注意点、使用する道具などのご紹介。

事前準備:足場を組む

天井や柱のメンテンナス。高い場所の作業になります。

まずは壁際の作業をするため、板(床板材)を利用して足場を組んでいきます。

 

建具外し、養生、足場組みなおし

建具外し、養生、掃除です。

カーテンレールや、古い電線のコードや、テレビ線コードを、ニッパー、くぎ抜き、ヘラを駆使して木材を

傷がつかないように外していきます。

 

障子やふすまなどの建具も 外せるものは外す。

古民家ならではゆがみで取り外せない建具も、ジャッキアップも活用しながらどんどん外していきます。

専用のジャッキアップで外しましたが、車のタイヤ交換用に付属しているジャッキ使用できるとのこと。

そして、養生作業。

マスキングテーブの上から、マスカーで養生。前回の作業できれいになった珪藻土壁を守ります。

これは死守です。

壁際だけだった足場を、天井などの作業もできるように部屋の中央も作業できるように組みなおします。

効率の良い足場の組み方を、棟梁からの指導を受けながら全員で作業。

マンパワーの力であっという間に出来上がりました。

汚れをおとす

天井の掃除、汚れ落とし。雨漏りの影響もあり、水ぶき、薬品も使用しながら掃除をしていきます。

こびりつきがひどい汚れ、カビや何かの物体(キノコ?)を落とすにはヘラでこすり落とします。

木材を傷つけないように要注意です。

マスクや帽子、ゴーグルなど装着しての作業がおすすめです。

薬品については、木材の状態・種類や、塗装の有無にもよるので、どの薬剤が最適かは判断が難しいところ。

一般的な汚れは「酸性」が多いので、今回は、アルカリ電解水(水を分解してできたもの)を使用しました。

十分にきれいになったので、他の消毒用エタノールなどは使用せず作業となりました。

この水拭き作業だけでもかなり木材がきれいになっているのを感じます。

 

木を磨く

現代は様々なワックスがありますが、無垢材のため自然由来のオイルやワックスがおすすめ。

今回は、未晒し蜜ロウワックスと亜麻仁油を使用します。

油を刷毛でぬっています。油のいい香りが、広がって気持ちが良いです。

どんどん、天井、梁、柱がきれいになっていきます。

時間を少しおいてから、余分な脂をふき取っていきます。

大人数での作業、どんどん古材がよみがえっていきます。それにしてもマンパワーすごい(笑)

なお、自然由来の油は温度が高くなると自然発火する可能性があるとのこと。

油をふき取ったウエスは、水に濡らし手持ち帰り処分になります。

念のためですが、発火は恐ろしい!!!!

仕上がり

どうでしょう!! まるで新築のような仕上がり!!!

ここまで、よみがえる、美しくになるとは驚きました!!!

 

最後の振り返りの様子。上側だけ見れば、すぐ住めそうな家になったのではないでしょうか??

今回のDIY教室も 昨年同様 古民家再生協会のホームページ Youtubeでアップされる予定です。

天井、梁のメンテナンスのほかにも、建具のメンテナンスや、壁の隙間をふさぐなどの作業もしています。

動画がアップされ次第、リンクなどご紹介します。

次回は、床の張替え、壁の板張りになります。

本格的な大工仕事 楽しみです!!!

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