移住事例 / 米原市近江地域
世界を巡って、辿り着いた安住の地・米原!
移住事例 / 米原市近江地域

コンパクトな日本家屋を住みやすくリフォームした、フカツさんのお宅をご紹介します。元の家の雰囲気を残しつつ、快適な住空間そして、お仕事スペースもありました!趣味の「カメラ」を携えて、日本国内はもちろん、世界を旅してきたフカツさんが選んでくれた、米原という場所と家。窓から広がるのどかな風景も決め手になりました。

フカツさん
関東出身、フリーでwebメディアの編集やライター、写真家をされています。国内一周、世界一周を経て辿り着いた米原。2024年12月から住んでらっしゃいます。世界を旅してきたからこそ、見えてきた日本、そして米原の魅力。「カメラをするための拠点が欲しかったのです」というフカツさんがコツコツと整えた、快適な暮らしと仕事場がありました。
生活と、作品づくりの拠点を探して・・・
「帰る場所があるから、旅はもっと楽しい」と思ったことありませんか。
生活が日常なら、旅は非日常。最近は、その境界線が曖昧で、いつでも非日常の、旅先のワクワクを感じたい、という素敵なライフスタイルを送っている方々もたくさんいらっしゃるけど、そのような中にもやっぱり、「帰る場所」はどこか落ち着いた、郷愁を感じる雰囲気を作ってみたくなるもの。
自然豊かでノスタルジーあふれる「非日常」の中に、買い物や病院など生活に密着した「日常」の環境が近くにあって、鉄道や高速道路などの交通インフラも充実している。そう、米原は「便利な田舎」であり、日常と非日常が混在する。フカツさんも、そんな米原の魅力に注目して移住先を探しに来られた。
元来、神社めぐりや各地の風景をカメラで撮影することが趣味で、2014年から2年間で国内一周を経験したというフカツさん。その後、30代になる時に、「自身の節目のために」日本を旅立ち、働きながら世界一周を達成したという。
「移動暮らしを数年間してきましたが、『移動』が好きだったわけではなく、カメラや仕事の『拠点』(定住の地)として、いつかは自分の家が欲しかったです」とフカツさん。海外では、シェアハウスをよく利用していたとのこと。帰国してからも滋賀県にご縁があり、米原以外の地域のシェアハウスに暮らしていたこともあるという。お仕事は、主にwebメディアの編集やライター。写真家として旅先で撮影した作品を収めた写真集も発行されている。
世界各地を飛び回りながら、「ゆくゆくは日本で、畳がある『和』の家を、生活と仕事の拠点として探したいと思っていました」とにっこり。世界中を見てきたからこそ、日本の古民家や畳文化の魅力を再発見できたのかな、「帰る場所」として、米原を選んでいただいたのだな、と、筆者は感動すら覚えます!



シンプルにDIY、丁寧に整理整頓された家
家は、古民家と言ってもまだ新しい部類に入る、築60年ほどの日本家屋。玄関土間があり、田の字に配された和室に床の間、陽当たりの良い広縁があり、台所と、洋室にリフォームされた部屋、浴室やトイレなどの水回りは新しくされたばかりの状態で快適。2階もあるが、全体的にコンパクトで住みやすそう。
「最初に見に来た時と、譲っていただいた直後には、家の中に家財道具がたくさん残されていましたが、まずは必要なものと廃棄するものを選り分けて、コツコツと整理しました。キッチンと、部屋の一部をDIYしています」とフカツさん。水回りが快適だと、DIYする際には、手間も費用も最低限に済ませることができると話してくれた。
キッチンは、元々あったシステムキッチンを外して、手作りで木製の収納スペースや棚を設置。これがまたとてもよくできていて、シンプルに、使い勝手が考えられて機能性抜群。整理整頓されたピーラーやハサミなどのキッチングッズ、目隠しの布、調味料が整然と並ぶ棚、と、見た目にも美しい。たぶん、フカツさんは「きれい好き」。
また、リビングの高い位置に配した棚には、旅先での思い出の詰まったグッズ(お酒の瓶など‼)も飾ってあって、インテリアセンスにも好感!趣味のギターや自転車は、見せる収納で素敵な雰囲気に。
2階にある仕事部屋にもおじゃまさせてもらった。勾配のある、あらわしの天井に最新式の照明、かっこいい事務椅子、パソコン、ベンガラが施された梁や材は、もちろん建築当時からのものだが、埃もなくピカピカ。やっぱり「きれい好き」に違いない!
いい具合に「和」の要素が残され、また取り入れられた空間は、非日常と日常の良き割合にも似て、世界を旅してきて米原に辿り着いたフカツさんの審美眼を感じる!?



さて、窓から見える田園風景や里山の景色もこちらの家の魅力でもある。
「新幹線が停まる駅がある街なのに、繁華街のない、駅前らしくない『ヤバさ』(笑)が良いです。東京、京都、名古屋、北陸にも行きやすく、西日本への旅行もしやすくなりました。都会過ぎず、自然豊かな目の前のこの景色が大好き」とフカツさん。自身の写真作品で個展を開いたこともあり、「米原でもチャレンジしたいです」と意欲的だ。
米原を拠点に、世界にまた羽ばたいていってください!
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フカツさんの作品 少しだけご紹介↓
フカツさんのwebサイトはこちら↓
恋する、空き家。
家そのもの。歴史。環境。大家さんの想い。地域。-空き家に恋して、地域に住んでほしい。それが、恋する空き家プロジェクト。
滋賀・まいばら空き家対策会は、ご縁をつなぐお手伝いをしています。 御紹介にあたっては「直接会ってお話し」させていただくことをとっても大切にしております。
興味のあるかたは、まず一度、滋賀・まいばら空き家対策会までお問い合わせください。
取材をしてみて

カワムラ
全国を旅して、世界一周をされて、米原に落ち着いたという人がどのような人なのか、とても興味津々で、取材の日を迎えました。物腰、まなざしが穏やかで、パッションのようなものも時折感じさせるフカツさん、やはり世界を見てきた人は達観するのだな、と勝手に感心した次第です(笑)。何より、「きれい好き」で清潔感があるところ(も勝手に)素晴らしいと感じました!駅前が寂れすぎているのは、いつも筆者が悲観しているところ。そのことも「良き」とおっしゃってくれたフカツさんに、これからの米原のこと、そのほかの色々を、またゆっくりと聞いてみたくなりました。米原を選んでくれてありがとう!









