空き家情報 No.011 / 米原市山東地域

空き家 No.011 / 米原市山東地域

伊吹山をのぞむ街道沿いの集落で、新しい恋をしませんか


賃貸・売買 売買・賃貸 価格 要相談 建築希望用途 居宅ほか
空き家歴 不明 すぐ住める度 B 水回り C 付属屋 隠居、外便所
オススメ度 A 駐車場 2台以上可 おもむき A 便利度 A


空が広く、おいしい空気が普通にある生活は、もはやそれだけで贅沢なのかもしれません。
伊吹山の雪解け水がいつもたっぷり流れる川があり、神社の敷地に面した、旧街道沿いの大きな家。
居住用はもちろん、様々な活用の可能性を秘めた素敵な日本家屋をご紹介します。

水、神社、カーブした小径。神聖な空気に包まれる贅沢
突然ですが、伊吹山の標高は1,377.31メートル。後ろから読んでも『137731』。これを覚えておけば、今日からあなたも伊吹通(でもないか)。
ご存じのように、伊吹山は滋賀県の最高峰で岐阜県との県境にあり、古事記や日本書紀にも登場する霊峰である。
雪深いことでも有名で、1927年2月に記録した山間部での積雪1,182センチは、世界山岳気象観測史上1位の積雪量としてギネスにも記録されている。

水源の里米原の宝物でもあるこの伊吹山が、ここまで美しく神々しく見える角度でいつもそばにあり、毎日見守られている気分にさせてくれる地域はほかにないんじゃないか、と思うような場所。
よどみなく流れる水路と、そこにつながる小さな水路がある集落の入り口から緩やかなカーブを進む。神社の木々を横目に見ながらすぐの家。



「水路を流れる水がものすごい量ですね~。いつもあんな感じなんですか??」と筆者が聞けば、
「ダムのことね? 水量は常にあんな感じよ~」と大家さん。
地域の人が「ダム」と呼ぶ、きれいな水がたっぷりと蓄えられている農業分水の場所が近くにある。一般的なダムほどの広さはもちろんないが、水流ははげしめ。
水の流れと厚みを見ていると、それだけで神聖なパワーを感じる。
水が近くにあっても、集落自体が高台になっているので水害の心配はなさそう。旧街道沿いであることから、昔からここに存在する集落であることは確か。
ということは、歴史的にも災害による危険が少ない地域でもあるだろう。


頑丈で繊細な母屋。DIYも思いのまま
シンプルで、一見武骨な感じの二階建て母屋。
玄関に入ると、広々とした板張りのホールがある。天井も高い。小さな音楽ライブや雑貨屋さんの店舗なら、ここだけで完結できそうなくらいの贅沢な広さ。作り付けの棚や飾りの内窓があるのもうれしい。
壁は、砂を加えた漆喰などで塗る「砂摺り(すなずり)」の状態。
このままでも良い雰囲気だが、この上に漆喰や珪藻土を塗り固めたり、板張りやクロスを張るなど、思い通りのDIYが可能だ。
居間は、昔ながらの「田の字づくり」の和室4間を中心に、縁側と、14畳という広さの台所を備えている。
全体的に風通りが良く、陽当たりも抜群。


大家さんの親族の大工さんにお願いして建てたという思い入れがこもった家は、材料にももちろんこだわり、現在ではなかなか手に入らない大きな柱や梁があるのも特徴。
繊細な欄間の細工も、外観の武骨さと相反する感じで素晴らしい。
2階は、屋根裏が見える「造作なし」の大空間。こちらの使い方も無限大。広いままでも趣があるし、「とにかく収納が欲しい」場合でも使いごたえ十分。
好きなように仕切りを設けて、子ども部屋や趣味の部屋にするのも楽しそう。


住居用はもちろん、活用法は無限大!
「地元の人たちと『地元の山菜を食べる会』など、食のイベントで使ったこともあります。広々しているけど、ふすまなどで仕切れば小さい部屋としても使えるし、いろいろな使い方ができると思うんですよね」と大家さん。
母屋だけでも十分の広さがあるが、敷地内には隠居もあり、例えばカフェ、助産院、デイサービスを開くのも向いているかも。
学習塾や書道教室、ヨガスタジオなどを開くスペースも確保できそう。伊吹山のパワーをもらいながらくつろいだり、何かに没頭できるのは最高だ。
畑づくりに最適な、日当たり抜群の裏庭もあるので、がっつり農作業をしたい方にもおススメだ。



往時の街道の面影が残る集落。敷地内には昔ながらのお地蔵さんも鎮座する。
ここを行き交った旅人たちも、きっと目にしてきた風景がここにはある。雪解けが始まるころ、お地蔵さんの世話をしがてら、「あーさぶ」とかつぶやきながらおさんぽするのも悪くない。
ちなみに、直さないといけないところもいくつかあり!
母屋には小便器のみで、台所などの水回りは床の修繕などが必要かも。
大家さんは「見晴らしがよく、家自体はまだまだしっかりしています。近くにはスーパーやコンビニもあり、暮らしやすい地域なので、気楽に来てください」と呼びかけている。



家そのもの。歴史。環境。大家さんの想い。地域。-空き家に恋して、地域に住んでほしい。
それが、恋する空き家プロジェクト。
詳しくは、まいばら空き家対策研究会までお問い合わせください。



この家について


構成 母屋、隠居
畑と庭 裏庭の畑は、程よい広さで日当たり良好。
本格的な手入れが必要な庭木はない。
特徴 【造作なしの二階】そのままでも広々しており、天井の梁をあえて見せるデザインとしてもグッド。
仕切りを設けたり、思いのままにリフォームも可能。
【伝統的な日本家屋】田の字づくりの座敷、縁側があり、キッチンも広く洋風で実用的。
【広い玄関】玄関ホールが広く、開放的。


周辺環境


都市機能 最寄り駅まで車で約10分。
スーパーやコンビニ、銀行のATMも近くにある。
家周辺特徴 伊吹山を望む景観が抜群。神社と隣り合っており、見晴らしが良い。
街道沿いだが静か。なんといっても、美しい水辺がすぐそばにある。


その他の写真はコチラ。写真をクリックすると拡大します。


大家さんはこんな人。

同じ集落内に住まわれている大家さん。
取材当日もご夫妻そろって出迎えてくれて、丁寧にご案内いただきました。

「この家と地域を気に入ってくれる人だったら、どんな使い方をしていただいても大歓迎です」とおっしゃっています。
お2人とも、長年にわたって地域活動をされており、奥さんは、地元の食材を使った「食」のイベントをこの家で開いたこともあるとか。

とても頼りになる大家さん夫妻です!


こんな物件です。

人的環境周辺環境住宅環境

 


図面

取材をしてみて

プロフィール画像

ライター カワムラ
伊吹山が近づいてくるにつれ、景色が雄大になってきてわくわく。
山のふもとの田園風景の中に、あっちに、こっちに、と塊を作っているのが集落で、中心には神社かお寺があります。
一世帯ずつの区画を見ていくと、母屋に隠居、蔵があり、屋敷畑、防風林に囲まれています。今回訪ねたお宅も、この、大好きな風景の中にありました。
笑顔が素敵で元気はつらつな大家さん夫妻。あいさつ代わりの「まぁあがってあがって!」がなんとも心地よく、解放的な家の雰囲気も相まって、田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような懐かしさがこみ上げてきました。
豊富な水量を誇る「ダム」(農業用水分水池)や水路が近くにあるのも心惹かれます。山の近くの平地、しかも買い物や病院も近くて便利。住むにも、何かを始めるにもおススメです。

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