空き家 No.331 / 米原市米原地域

「ものづくり」の里、工房付きの古民家で新しい暮らしはじめませんか！

賃貸・売買	売買	価格	要相談	建築希望用途	店舗兼住宅可
空き家歴	2024年	すぐ住める度	B	水回り	B	付属屋	作業所（工房）
オススメ度	B	駐車場	2,3台程度	おもむき	A	便利度	B

昔話に出てくるような茅葺き屋根を一部残したユニークな古民家です。庭が広く、自然豊かな立地は、子育て世代はもちろん、工房として利用されていた隠居もあるので、ものづくりをしていきたい人や、民泊、カフェなどの商業利用にも向いています。水と空気がきれいな静かな集落で、のんびりと田舎暮らしを楽しんでみませんか。

レトロで可愛い古民家の設しつらえ

広い玄関土間と昔ながらの「田の字型」の奥座敷、明るい縁側があり、田舎のおばあちゃんちに帰ってきたような郷愁を感じる。
今では博物館などで展示されるほどの頑丈な「木戸」や、ガラスの表面が凸凹しているアンティークガラスをはめ込んだ縁側の木製サッシ、くるくるっと回すタイプの昔ながらの鍵など、古民家好きにはたまらないアイテムが盛りだくさん。
台所はコンパクトなつくりで、オリジナルの食器棚がレトロな雰囲気で可愛い。
お風呂などの水回りは手入れが必要な部分もあるが（トイレは洋式で快適！）、適度に残されている古き良き日本家屋の設しつらえはぜひ残して、上手に活用してほしい。
家主さんは、生まれ育ったこの家について「昔は大家族で家の中も賑やかでした」と懐かしむ。「父親が木工職人で、裏に仕事場がありました。父は、仕事を終えて母屋に帰って来てからも、家族がテレビを見ながら団らんする中、内職をしていた姿を覚えています」と話してくれた。
居間に座り、庭を眺めていると、子どもたちの笑い声や料理を作る台所の音、少し遠くから木を削る心地よい音なんかも聞こえてくるような気がする。
大事にされてきた家は、その思い出や名残を引き継いでくれた新しい住人にも、大きな幸せをもたらしてくれるに違いない。
ちなみに、空き家になったのは昨年で、最後までこちらで暮らしていたお母さんは99歳という天寿を全うされたそう。おじいちゃんが亡くなった歳は96歳、一緒に仕事をされていたおじさんは、91歳で今もお元気。そう、長生き家族なのだ！
家主さんも、もちろん元気いっぱいで、「こちらの水と空気が長寿を運んでくれるのかもしれませんね」と笑っていた。

程よく便利な田舎、素敵な工房もついてます
水がきれいなこの地域は、自然の中で子育てが楽しめる環境も、おすすめポイントの1つである。家主さん自身も、子どもの頃は川で魚取りをしたり、花火やバーベキューをしたり、冬は雪で遊んだりと、田舎暮らしを満喫してきた。「高校を卒業して、仕事をしてからもここから通っていました。買い物もそれほど不自由はしないし、学生時代にバイトもしてましたよ！」というから、程よく便利な田舎であることが分かる。
また、工房だった裏の隠居建物は、家主さんがマメに整理やお掃除をされており、とてもきれい。思い出の詰まった木工の道具がいくつか残されていて、ものづくりを生業にしていきたい人には、周りの環境も含めてぜひ見てほしい一押しの物件だ。
昔は子どもの数も多かったので、地域のお祭り「地蔵盆」なども活発にされていたという。現在は、住民が減りつつある中でも、移住者やものづくりを引き継いだ若い世代が、地域を盛り上げるためのイベントなどに力を入れている。
なので、新しく住民になる人の受け入れも柔軟。変なハードルを感じることもなく、暮らしやすい地域だと思う。
「家や地域を気に入って、こちらに来てくれるという人がいたら大歓迎です。見に来てくださいね！」（家主さん）と呼びかけている。

家そのもの。歴史。環境。大家さんの想い。地域。－空き家に恋して、地域に住んでほしい。
それが、恋する空き家プロジェクト。
詳しくは、「まいばら空き家対策研究会」までお問い合わせください。

その他の写真はコチラ写真をクリックすると拡大します。

この家について

構成	母屋、作業所(工房)
作業所	作業場として最適、取り壊して駐車場や家庭菜園としても有効
特徴	【和風建築】伝統的な茅葺き屋根、日本家屋、和室とふすま、建具、欄間 【2階も広々】コンパクトながら間取りは充実。リノベーション次第で自由に使える 【工房】木工職人の道具も残っている、母屋に隣接しているので、リモートワークや職人さんの住まい兼仕事場にできる、子育て環境にも良い

周辺環境

都市機能	最寄り駅までは車で約5分。スーパーやドラッグストア、ホームセンター、コンビニのほか、診療所、銀行ATM、郵便局が近くにあり、生活利便性も良い。小中学校が近い。
家周辺特徴	自然の里山が広がり静か、接道が狭い

こんな物件です。

 

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