投稿日:2022-11-24

プロの職人による本格DIY教室 床の張替えや壁の板張りにTRY!


こんにちは。みらいつくり隊 あさいです。
いよいよDIY教室、最終の第三回目になりました。

今回は、「え!?自分でできるの!?」と思ってしまいがちな、床と壁がお相手です。

 

前準備

前回のDIY教室が終わった後、覗きに行くと、床がすべてはがされていました。

もうこれは、ほぼ外なのでは…?(笑)
改めて、家って土の上に立っているんだなあと実感。
現代の家は、床をコンクリートで固めている場合もありますが、昔の家の下はこうなっているのか!!

ちなみに番外編で、先日石崎隊員と助っ人に行き、

屋根裏の茅をススまみれになっておろしたり、

お風呂のさびと格闘したりしました。

さて。
家を覗くと、床と壁に枠組みが作ってありました。


素人には難易度が高いであろうこの作業ですが、組むところもまた機会があれば見ていたいです。

 

断熱

まずは、この木枠の隙間に断熱材を入れていきます。

穴の大きさが断熱材に合わせてあるので、ぎゅうぎゅう詰め込む。このための枠組みだったのか~!
人間、そこに穴が開いていれば気をつけて歩くものですが、
床が埋まったとたんそこは歩けると勘違いしてしまうのか、断熱材ごと落ちる人続出。
家全体の床が巨大落とし穴状態。

 

捨て板張り

次に、上から捨て板を張っていきます。

一部屋は畳の部屋になるということで、こちらは畳の下の杉板を張ります。
釘打ちで下の木に止めていきます。頭が出ていると、上にのる板や畳に影響するのでしっかり打ち込みます!

フローリング化するのこりの3つの部屋は、合板をインパクトドライバーでビス止め。

板張り

いよいよ、板張り!
棟梁が、一番重要な部屋の境目を張ってくれます。古民家は基本的にゆがんでいるため、ここがずれると全部ずれてしまうとのこと。

長い板を張っていって、足りない部分を切って付け足す。
その板の余った分を次の列の初めに使うことで、フローリングの模様ができていきます。

隣り合う板を、パズルのようにはめるタイプの板でした。ぴったりはめた後、エアガンでバシバシ打ち込み。はめて、打ち込みの繰り返し。

 

壁についても、同時並行で始まりました。壁にも断熱材。
床の断熱材とは違い、こんな感じの断熱材です。


内側:湿気を吸って
外側:湿気を家の外に逃がしてくれる仕組みになっています。

こちらもぎゅうぎゅうに詰め込み、

固定していきます。

その上から、板張り。
こちらも、短い板と長い板を交互に組み合わせてはることで模様を生み出します。

 

実はここからが勝負

時間内に終わらなかったため、
この日の作業は、皆さんが帰ってからが勝負でした。(笑)
残りを3時間くらい(?)もくもくと…。有志で残った人たちと。

朝からのぶっ通し作業に疲れてきて、寒くて、途中、ちーん。ってなりました。


職人さんの体力とこだわりに脱帽。。。

結局完成までできませんでしたが、こんな感じによみがえりました!!!


まるで別の建物みたい!!!!
意味の分からないくらいの変化に、驚きと感動です。

またここに人が入ったり、暮らしたりすると違った雰囲気になるので、ここからの変化も楽しみです。

 

まとめ

改めまして、Before&After

今回、三回にわたって参加させてもらって思ったこと。

 

①職人さんの技、かっこよすぎる

②大人数でやることの強さ

③自分の拠点でDIYしたい欲が爆発

④古民家が好きな人こんなにいるのが嬉しい

 

どうしようもないと思われていたボロボロな家でも、
古民家の魅力が磨き上げられ、見違えるように変化することを知りました。

空き家の中には、もう無理でしょう…と思われるような物件もたくさんあります。
でも、あえてそういった古い家の味に惹かれる人も増えていると思います。(私もそのうちの一人。)

つぶしてしまう前の段階で誰かに手を入れてもらい、生まれ変わらせること。
こんな素敵な空間をつくって、そこから素敵な暮らしが始まっていくこと。
空家が増え続ける中で、どんどん増えていったらいいなと思いました。

この家のような事例が、そんな流れを作っていく力になったらいいなと思います。

 

今回のDIY教室は、動画配信もされるそうです。
参加できなかった方も、ぜひご覧ください~!
配信されたらまたお知らせします☆

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