投稿日:2022-11-02

プロ職人による本格DIY 教室 壁の珪藻土塗り替えにTRY!


こんにちはみらいつくり隊員 石崎です。

満員御礼のプロ職人による本格DIY教室 壁の珪藻土塗り替えにTRY!

参加希望者が多く当初の定員10名でしたが、現場作業の内容など調整いただき、なんとか16名での開催となりました。

結論

1.プロ職人の仕上がりはすごい✨

2.DIY初心者でも、できることはできる!!!

3.マンパワーの力は偉大

4.DIY 面白い!!!!(これが一番大事)

左官職人  藤田さんによる座学から開始

今回のDIY教室は、伊吹地方の甲賀という在所が舞台です。

まずは、藤田さんによる珪藻土塗りの座学、壁自体の素材や構造、必要な道具や、材料そして注意事項の説明いただきました。

大まかな手順でいうと

1. 施工する壁の掃除と養生

2.古くなった壁材の剥離と掃除

3.珪藻土塗り替え

の説明概要や使用する道具・資材の紹介をいただき、

実際の現場で作業やりながら説明ということで、早速 現場へ移動

今回の現場になる物件 雪深い地域での伝統的な三角屋根の古民家

実は、屋根も損傷していたので雨漏りや動物の侵入経路にもなっていたようです。

屋根はDIY教師の前に修理し新品の状態ですが、雨漏りもしていたので 内部の状態はなかなかハードな状況。

しかし、梁、柱に立派な木材が使われており、このDIYで いかによみがえるか期待しながら作業開始です。

 

 

 

 1.壁の掃除と養生

まずは、土壁についたホコリや、蜘蛛の巣などを箒で落としていきます。

そして木枠の部分に マスキングテーブ(粘着性の低いテーブ)を張ってからの、マスカーを張っていきます。

マスカーはマスキングテーブと養生シートが一緒になった便利養生資材ですが直接木部にはると

粘着性が高いので木部を傷つける可能性があります。

マスキングテーブを先にはらないと、木部の塗装などが剥げてしまうので先にマスキングテーブです。

2.古くなった壁材の剥離と掃除

 

まずは、古くなった壁の剥離作業。

剥離剤(自然由来のものを使っています。)を、水を入れて練って準備。

剥離剤を塗りつけて、20分~30分ほど放置すると

気持ちがいいくらい、こてでぺりぺりとはがれていきます。今回の繊維壁は特にはがしやすいとのこと。

今回は、このまま珪藻土を塗れる状態になりましたが

下地の状態によっては、荒壁や下地から塗りなおすこともあるそうです。

3.珪藻土塗り

 

珪藻土を混ぜて、材料を作ります。混ぜむらがないようにしっかり機械でまぜます。

攪拌作業は、やはり手作業だと難しいとのこと。

そしてよいよ、塗り作業。

薄く均一に塗るのが理想。そのコツは、たくさんやって、慣れる!!! しかなさそう。

こて板に乗せた 珪藻土を小手にのせるのも、職人さんの手つきとは、比べ物になりません。

しかし、DIYです。

職人さんのように手首の返し?で土がこてにのらないので、

こて板から土をスライドさせて壁に塗りつけてもOK!!

壁が塗れればよいのでどんどん、作業して慣れていきましょう!! とアドバイスいただきました。

今回は、プロ職人さんのバックアップがあるので、

最初の繊維壁状態から、DIY作業での 塗りあと(上写真 いしざき作)が残っても、

職人仕上げ(下側 仕上げてさらに乾燥した状態)をしていただきました。

3部屋分の小壁(欄間と天井の間の壁)、人数が多いので交代しながら1日で無事作業が終わりました。

初めての作業あってか、かなり腕もつかれました。人数が多いと助かる。

そして、やれることはやれる、塗りあとも味かな、そして DIY 楽しい!!

とおもった一日でした。

第2回の 古民家メンテナンスにTRY!

建具や柱、天井の木部をふきあげて油をぬるだけでみちがえるようにきれいになります。

こちらの内容も、準備次第 アップしますので 楽しみにしてください。

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